【愛犬が食べない原因】急にドッグフードを食べなくなった原因と、また食べるようになる工夫の仕方
「食欲が旺盛だったのに、ある日突然ドッグフードを食べなくなった」
「愛犬が毎回ごはんを残すようになって心配……」
このような悩みを抱えていませんか？
愛犬が食事を拒否すると、飼い主さんはとっても心配ですよね。
食欲が低下する原因はさまざまで、その対処にも色んな方法があります。
この記事では、そんな悩みを解決する対処法や注意点を紹介しています。
愛犬の食欲がなくて困っている飼い主さんは、ぜひ最後までご覧ください。
愛犬がドッグフードを食べない8つの原因
愛犬がドッグフードを食べなくなってしまうのには、主に8つの原因が考えられます。
【原因1】味覚の変化
愛犬がドッグフードを食べなくなる原因の1つは、味覚の変化です。
犬も人間同様に、好みや食欲が変化することがあります。
たとえば、以前は好んで食べていたフードの味が変わった場合や、新しいフードの味に慣れるまで時間がかかる場合です。
味覚の変化は一時的なものである場合もありますが、長期化する場合は犬の健康や食事に影響を与える可能性があります。
食べなくなる原因を探り、適切な対処を心掛けましょう。
【原因2】わがまま
一部の犬は、食事に対してわがままを示すことがあります。
犬種や年齢によって食べるものの好みが異なりますし、一度好きだったものでも飽きることは珍しくありません。
そのため、新しいフードやトッピングを提供する際には、愛犬の好みを考慮することが大切です。
わがままな食習慣は、飼い主とのコミュニケーションやトレーニングを通じて改善することができます。
食事の時間や量、食べさせ方を工夫し、犬の食欲を促進させましょう。
【原因3】健康上の問題や病気
犬がドッグフードを食べない場合、健康上の問題や病気が原因である可能性があります。
消化器系のトラブルや口腔内の問題、さらにはストレスや不安によるものなど、さまざまな要因が考えられます。
特定の病気や健康問題が疑われる場合は、獣医師の診断を受けることが問題解決の鍵です。
病気や健康状態に合わせた食事や治療を行うことで、愛犬の食欲を取り戻すことができます。
【原因4】口内トラブル
犬がドッグフードを食べない原因の1つは、口内トラブルです。
歯や歯茎の問題、口内炎、口腔内の病気などがあると、食べることが辛く感じられるため、食欲が低下することがあります。
口内トラブルには早めの対処が必要です。
定期的な歯磨きや歯科検診、健康的な食事とトリートメントの提供などは、口内トラブルを予防するために欠かせません。
また、犬が口内トラブルを抱えている場合は、獣医師に相談して適切な治療を受けましょう。
【原因5】老化
愛犬が年を取ると、食欲や消化能力が低下することがあります。
老化によって胃腸の機能が弱くなったり、食べ物に対する嗜好が変化したりするのは当然のことです。
また、老化による疾患や体力の低下も食欲不振を引き起こす原因となります。
老化による食欲不振は一般的な現象ですが、適切な栄養摂取や適度な運動を提供することで健康を維持し、食欲を促進することができます。
また、定期的な健康診断や獣医師のアドバイスを受けることも大切です。
【原因6】運動不足
運動不足は犬の食欲に大きく影響します。
人間でも同じですが、十分な運動をしていないと代謝が低下し、食欲が低下することがあります。
また、運動不足によってストレスが蓄積され、食欲不振の原因となることもあるでしょう。
適度な運動は犬の健康維持にとって重要です。
毎日の散歩や遊び、適切な運動量を確保することで、愛犬の体力や健康を維持し、食欲を促進することができます。
【原因7】環境変化やストレス
犬は環境の変化やストレスに敏感な動物です。
例えば、引っ越しや新しい家族の追加、家のリフォームなどが犬にとってストレスの要因となるケースがあります。
また、飼い主が留守にする時間が増えたり、近くで工事が行われたりする場合もストレスの原因です。
ストレスは犬の食欲を低下させるだけでなく、全体的な健康にも影響を与えることがあります。
ストレスを軽減するためには、安定した環境を提供し、愛犬とのコミュニケーションを大切にすることが重要になってきます。
また、適度な運動やリラックスできる場所を用意することも効果的です。
【原因8】ドッグフードの酸化
ドッグフードは酸化しやすい性質を持っています。
とくに開封後は空気との接触によって酸化が進み、風味や栄養価が低下することがあります。
また、フードを長期間放置したり、高温多湿の環境下で保管したりすると酸化が加速されるので要注意です。
酸化したドッグフードを与えると、犬の消化器官に負担をかける可能性があります。
さらに、栄養素が劣化することで健康への影響も懸念されます。
新鮮なフードを適切に保管し、賞味期限内に使い切るように心がけましょう。
定期的なフードの購入や保存方法の確認が大切です。
愛犬がドッグフードを食べるようにする工夫
愛犬の食欲を戻す工夫や、食いつきを良くするポイントについて解説します。
ごはんを温めて香りを立てる
愛犬がドッグフードを食べるようにするための工夫の1つは、ごはんを温めて香りを立てることです。
温かいごはんには食欲を刺激する効果があります。
電子レンジで数秒温めるだけでも、十分に食欲を促進するでしょう。
フードをふやかして柔らかくする
ドッグフードを硬いまま与えると、犬が食べにくく感じることがあります。
とくに子犬や老犬は、固い粒が苦手です。
フードを水や温かい湯でふやかして柔らかくすると、食べやすくなります。
ただし、水分量は適切に調整してください。
トッピングを加える
ドッグフードにトッピングを加えると、愛犬の食欲を刺激することができます。
例えば、鶏肉や野菜、フルーツなどをトッピングすると栄養価もアップします。
ただし、トッピングは適量に抑えて与えるようにしましょう。
ドライからウェットタイプに変える
愛犬がドッグフードを食べるようにする工夫の1つとして、ドライフードからウェットタイプに変えることです。
ウェットタイプのフードは柔らかく、香りも強く感じられるため、食欲を刺激しやすくなります。
ただし、与える量や栄養バランスに注意して変更するようにしましょう。
散歩や運動の時間を増やす
運動不足が食欲不振の原因となることがあります。
愛犬の食欲を促進するためには、散歩や運動の時間を増やすことが有効です。
適度な運動は愛犬の健康維持にも重要なので、日常の生活に取り入れるよう心がけましょう。
少量を1日数回に分けて与える
愛犬の食欲が低下している場合は、一度に大量の食事を与えるのではなく、少量を1日数回に分けて与える方法も効果的です。
食事の回数を増やすことで消化がしやすくなり、食欲を刺激することができます。
甘いものやおやつを与える
愛犬がドッグフードを食べるようにする工夫の一つとして、甘いものやおやつを与えることが挙げられます。
ただし、過剰なおやつの与え過ぎは健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、適量を守るようにしましょう。
健康的なおやつを選んで与えることが大切です。
手作りのフードを与える
手作りのフードを与えることも、愛犬が食べるようにする工夫の一つです。
自家製のフードは新鮮で栄養価が高く、愛犬の食欲を刺激することがあります。
ただし、バランスの取れた食事を提供するために、必要な栄養素を考慮して手作りすることが大切になってきます。
シニア犬はドッグフードの量や回数を見直そう
シニア犬にとって適切な栄養摂取は健康維持に欠かせません。
年齢を重ねた愛犬の食事管理について見直しましょう。
シニア犬は代謝が低下し、活動量が減少する傾向があります。
そのため、ドッグフードの量や回数を調整することが重要です。
過度な摂取は肥満や健康リスクを引き起こす可能性がありますので、適切な量を与えるように心がけましょう。
また、シニア犬には関節の健康を保つために特別な栄養素が必要です。
関節ケア成分が配合されたフードを選ぶことで、健康な関節をサポートすることができます。
ドッグフードのトッピングにおすすめの食材
愛犬の食事に彩りを加えるトッピングは、栄養面でも豊かな効果をもたらします。
ここでは、トッピングにおすすめした食材について解説します。
1. 鶏肉や牛肉の小さな切れ端
お肉は犬にとって重要なたんぱく質やビタミンを豊富に含んでいます。
また、無脂肪で調理されたものは肥満にもなりにくく、小さな切れ端にすると食べやすくなります。
ただし、無脂肪であっても食べ過ぎは肥満のもとになるので注意しましょう。
2. 野菜（例：人参、ほうれん草、かぼちゃ）
野菜は食物繊維やビタミンを豊富に含み、消化を助ける効果がある食材です。
特に人参やかぼちゃはβカロテンが豊富で、愛犬の健康に良い影響を与えます。
火を通して柔らかくし、細かく刻んで与えると良いでしょう。
3. フルーツ（例：りんご、バナナ、ブルーベリー）
フルーツにはビタミンや抗酸化物質が含まれており、愛犬の免疫力をUPします。
ただし、果糖が多いため量には注意し、種や芯は取り除いて与えましょう。
できるだけ新鮮なものを選んで与えることが大切です。
4. 魚介類（例：サーモン、さば、イカ）
魚介類はオメガ3脂肪酸やたんぱく質を豊富に含み、人間同様わんちゃんの健康にも良い成分です。
特にサーモンやサバには、良質なタンパク質や不飽和脂肪酸が多く含まれています。
調理の際には骨や皮を取り除き、小さく切って与えると良いでしょう。
5. 卵（生、茹でたもの、スクランブル）
卵はたんぱく質やビタミン・ミネラルが豊富で消化しやすい食材です。
調理方法も、生卵やゆで卵、スクランブルエッグなどさまざまな形で与えることができます。
ただし、生卵はサルモネラ菌のリスクがあるため、注意して与えるようにしましょう。
ドッグフードを切り替えるときの注意点
ドッグフードを切り替えるときは、以下のポイントに注意して与えるようにしましょう。
1. いつものフードに少しずつ混ぜていく
新しいドッグフードに切り替える際には、徐々に混ぜていくことが大切です。
急激に変えると消化器官に負担をかける可能性があるため、旧いフードと新しいフードを混ぜて段階的に切り替えましょう。
2. 犬の好みや健康状態を考慮する
犬の個体差や好みを考慮して、適切なドッグフードを選ぶことが重要です。
また、健康状態や年齢、活動量に合わせた栄養バランスも考慮して選びましょう。
必要に応じて、獣医師に相談することも視野に入れておいてください。
3. 体調やうんちの様子を確認する
ドッグフードを切り替えた後は、愛犬の体調やうんちの様子をよく観察しましょう。
下痢や嘔吐などがある場合は、すぐに与えるのをやめ、元のフードに戻してください。
新しく切り替えたばかりのドッグフードは消化器官に適応するまでに時間がかかる場合もあるため、異常が見られたら速やかに獣医師に相談しましょう。
ドッグフードを食べなくなったらトッピングや食べやすさの工夫をしよう！
愛犬の健康を考える上で、ドッグフードの選び方や与え方は非常に重要です。
適切な栄養素を摂取させるために、犬の年齢や健康状態、個体差を考慮しながら適切なドッグフードを選びましょう。
また、ドッグフードの切り替え方にも注意が必要で、急激な変更は消化器官に負担をかける可能性があるため、段階的に切り替えることが推奨されます。
愛犬の食事に彩りを加えるトッピングや手作りのフードも選択肢の一つですが、与える際には適切な量や栄養バランスを考えることが重要です。
ドッグフードの与え方や選び方については、愛犬の体調や健康状態を常に注意しながら、獣医師のアドバイスを積極的に取り入れて進めるようにしましょう。
