【粒の大きさと特徴】ドッグフードには粒に大きさの違いがあります。多様なサイズや形から愛犬に合ったものの選び方をご紹介!
愛犬の食事中に起こりやすい、粒の詰まりやむせる事故。
特に小型犬や超小型犬に多く、窒息などにつながると非常に危険です。
そこで今回は、安全で美味しいドッグフードの選び方や、粒のサイズについて詳しく解説します。
また、超小粒から大粒まで、おすすめのドッグフード10選もご紹介。
愛犬が安心して食べられるフードを見つけましょう!
ドッグフードの粒の大きさの違い
ドッグフードの粒の大きさにはさまざまな違いがあります。
超小粒は数ミリ程度で、小粒は1センチ未満、レギュラーサイズは約1センチ程度です。
これに加えて、最近では犬たちがより食べやすいように、丸粒だけでなく三角形やクローバーのような形状のものも販売されています。
ドッグフードを選ぶ際には、犬の年齢に合わせたライフステージのものや、体質、好みの味、使用しているタンパク質源などのスペックを重視することが大切です。
特に、粒の大きさは見落とされがちな要素ですが、犬の食欲や満足感に影響を与える重要な要素でもあります。
ドッグフードの粒の大きさを変えるだけで犬の食欲が増すこともありますし、食感や喉ごしを楽しむタイプの犬にとって粒の大きさは極めて重要な要素です。
適切な大きさの粒を選ぶことで、愛犬の健康と食欲をサポートすることができます。
ドッグフードを選ぶ際には、以下のサイズを目安に選んでみましょう。
粒のサイズ | 目安の大きさ |
---|---|
超小粒 | 5〜8mm程度 |
小粒 | 8〜10mm程度 |
中粒(普通粒) | 10〜12mm程度 |
大粒 | 12mm以上程度 |
愛犬のドッグフードの粒の大きさを選ぶ方法
本章では、愛犬にあった粒の大きさを選ぶ方法について解説していきます。
犬の年齢や成長に合わせて
成長段階に応じて、ドッグフードの粒の大きさを変えましょう。
子犬の場合は小さい粒が適していますが、成犬になると中くらいの粒が食べやすく最適です。
老犬の場合は、歯が弱くなるため柔らかい粒を選ぶなど、年齢や成長段階に合わせて粒サイズを変えてみてください。
犬種の特性に合わせて
犬種によって、食べ方や歯の大きさが異なります。
例えば、大型犬は歯が大きいため、大きめの粒が適している一方で、小型犬は小さな粒が適しています。
また、ブリーダーが推奨する粒の大きさも参考にするといいでしょう。
食べ方や癖に合わせて
愛犬の食べ方や癖も、粒の大きさを決めるポイントです。
食べる速さや噛む力、噛む回数などを考慮して、適切な大きさの粒を選んでください。
しっかり噛むことで、歯の健康状態を保つことにもつながります。
ドッグフードの粒の大きさが愛犬に合っているかの見分け方
愛犬に合ったドッグフードを選ぶために、粒の大きさが最適かを見分けるポイントを知っておきましょう。
ウンチの状態で見分ける
ドッグフードの粒の大きさが愛犬に合っているかどうかを確認する一つの方法は、ウンチの状態を観察することです。
粒が大きすぎる場合、消化しにくくなり、便が硬くなる可能性があります。
逆に、粒が小さすぎる場合、消化が早すぎて栄養が充分に吸収されないこともあります。
食いつきで見分ける
愛犬がドッグフードをどのように食べるかも、粒の大きさを見分けるポイントです。
粒が適切な大きさであれば、愛犬はスムーズに食べることができます。
しかし、粒が大きすぎると噛むのが難しくなり、小さすぎると食べ過ぎることも懸念されます。
飲み込みづらそうか見分ける
粒の大きさが愛犬に合っているかどうかを見分けるもう一つの方法は、飲み込むときの様子です。
大きすぎる粒は飲み込むのに苦労することがありますし、小さすぎる粒は噛まずに飲み込んでしまいます。
しっかりと噛んでから飲み込むよう、最適な大きさを見極めましょう。
食べこぼしで見分ける
愛犬が食べる際に、餌を食べこぼしているかどうかも見分けるポイントです。
粒が適切な大きさであれば、こぼすことなく食べることができます。
しかし、粒が大きすぎると残してしまうことがあり、小さすぎると食べる際に飛び散ることがあります。
大粒?小粒?愛犬にあった粒の大きさの選び方
愛犬に合ったドッグフードの粒の大きさを選ぶことは重要です。
犬のサイズや食べ方によって、小粒、中粒、大粒の中から適切なものを選びましょう。
小粒タイプが向いている犬
小型犬や子犬、歯並びが悪い犬には、小粒タイプのドッグフードが適しています。
また、丸呑みが好きなわんちゃんや、消化不良ぎみのわんちゃんにも最適です。
小粒は食べやすく歯に優しいので、小型犬や成長中の子犬に向いているでしょう。
中粒タイプが向いている犬
中型犬や成犬には、中粒タイプのドッグフードが適しています。
中粒は適度な大きさで、咀嚼力がある犬にとって食べやすく、消化もしやすいです。
また、カリカリと噛んで食べるのが好きな犬にも向いているでしょう。
大粒タイプが向いている犬
大型犬や咀嚼力のある犬、丸呑みしてもむせないわんちゃんには、大粒タイプのドッグフードが最適です。
大粒はしっかりとした食感で、咀嚼を促し、食事の満足感を高めます。
また、歯の健康にも良いとされています。
粒の大きさを比較!おすすめドッグフード10選
ここからは、粒の大きさごとにおすすめしたいドッグフードを紹介します。
【超小粒】ナチュラルハーベスト マイリトルダーリン
マイリトルダーリンは、幼犬や超小型犬向けの超小粒ドッグフードです。
粒は約5〜6mm程度と小さく、硬めで喉に詰まりにくい設計となっています。
パッケージが真空パックになっていて、強力な真空状態に耐えられるよう少し硬めの粒なので、歯ごたえを楽しみたいわんちゃんが喜ぶ形状です。
低アレルギー食材を使用し、心臓や目の健康に役立つタウリンやL-カルニチンが配合されています。
コスパはそこまで良くないですが、内容量が少ないので気軽にお試しできます。
【超小粒〜小粒】ソリッドゴールド マイティミニ
ソリッドゴールドは高タンパク・高脂肪の超小粒ドッグフードです。
活発な子や少食の子に適しており、人用最高品質のラム肉を主原料に使用しています。
超小型犬に多い、消化不良や涙やけといったトラブルをサポートしてくれるのも魅力。
消化器官をサポートする乳酸菌が配合されていますが、脂質・カロリーが高いため太りやすい子には不向きです。
【超小粒〜小粒】ロータス グレインフリー ダック 小粒
立体的な蓮の花の形をしたロータス グレインフリー ダックは、ひと粒ずつ形成しオーブンで焼き上げてるという手間ひまかけたドッグフードです。
主原料はダック肉で、低温調理でオーガニック野菜や果物の栄養を凝縮しています。
抗酸化食材も多く配合されており、涙やけのサポートにも効果的です。
ただし、価格が高めなため、コストを重視する方にはおすすめできません。
1日あたりの金額は429円と高額なため、価格よりも原材料や栄養素にこだわりたい方に向いています。
【小粒】OBREMOドッグフード馬肉
オブレモは、国産のグルテンフリードッグフードです。
人の食事と同レベルの食材を厳選して配合しているのが特徴です。
馬肉を主原料とし、わんちゃんのアレルギー対策や貧血対策に適しています。
粒の大きさは8mm程度で、丸形の小粒タイプです。
厚みが若干ありますが硬すぎることはなく、超小型犬でも美味しく召し上がれます。
ラインナップも豊富なので、愛犬の好みに合わせて選んでみてください。
【小粒】ミシュワン小型犬用
ミシュワン小型犬用は、獣医師も評価する国産小型犬専用フードです。
小粒でこぼれにくく、少食の子や食べ飽きしやすい子に適しています。
馬肉や鶏肉などの良質なタンパク質を使用し、1兆を超える乳酸菌と関節を保護する緑イ貝を高配合するなど、栄養バランスにも特化した商品です。
目元や関節などの悩みを抱えたわんちゃんは、ぜひ試してみてください。
【小粒〜中粒】カナガン
カナガンは、上質なチキンを50%以上配合したドッグフードです。
粒の真ん中に穴を空けているため、お口の小さなワンちゃんでも噛み砕きやすくなっています。
タンパク質量が豊富で、お肉好きな子や運動量の多い子の健康サポートに最適です。
内容量が2kgのみなので、食べきりやすさも考慮して選ぶと良いでしょう。
【中粒】プラペ CP – チキン&ターキー
プラペ CP – チキン&ターキーは、英国産のグレインフリー&オールナチュラルドッグフードです。
100%グレインフリーで、ヒューマングレード60%以上の新鮮なチキン&ターキーを使用しています。
骨と関節の健康に必要なグルコサミンとコンドロイチンに加え、膵臓の健康に必要な有機セレンも配合されています。
添加物や品質に不安が残る食材は一切使用されておらず、安全性と健康への配慮に特化したフードです。
【中粒】ウェルネス 穀物不使用 小型犬成犬用
ウェルネスは穀物不使用で、自然素材にこだわったドッグフードです。
高品質なたんぱく質と脂肪酸源が豊富な七面鳥を使用しており、副産物や人工保存料、着色料、香料は含まれていません。
また、酸化防止剤には自然派成分のものだけ使用しており、愛犬の健康に敏感なオーナーさんにおすすめです。
乳酸菌(プロバイオティクス)と食物繊維(プレバイオティクス)を配合し、おなかの健康をサポートしてくれる成分も配合。
豊富な種類から選べるため、愛犬の健康や好みに合わせて選択できて便利です。
【大粒】ネルソンズドッグフード
ネルソンズドッグフードは、英国で生産される先進的なフードです。
自社アンケートでは、獣医師の96%が中型・大型犬に推奨したいと回答しており、ユーザーからも高評価を得ています。
三角形で1辺が約1cmの大粒なので、丸呑みせずに食べられるグレインフリーのプレミアムフードです。
原材料の50%がチキンを使用しており、身体づくりに欠かせないタンパク質やビタミンが豊富に含まれています。
毎日の健康維持に最適で、人口着色料不使用で素材の自然な美味しさを保っています。
【大粒】ファインペッツ 大粒
ファインペッツ 大粒は、オランダで製造されるフードです。
約12mmの大粒で、中型犬と大型犬に適しています。
鹿・鶏・サーモンを主な原料にし、安心•安全なヒューマングレード品質の原材料を使用しているのが特徴です。
タイムとローズマリーを配合し、消化を促進して腸内環境を整えてくれます。
8割以上が肉類原材料で作られているため、消化吸収率は他社平均の約2倍の約87%!
毛並みの良さや便の状態の良さに繋がったと、ユーザーからも高評価を得ています。
全犬種・全年齢に与えられますが、とくに大型犬に最適です。
【Q&A】ドッグフードの粒の大きさに関する質問
ドッグフードの粒の大きさに関する、よくある質問にお答えします。
超小粒でも喉に詰まらせてしまう場合は?
超小粒のドッグフードは喉に詰まるリスクがあります。
この場合は、水分を多く含んだソフトな食べ物と一緒に与えるか、ウェットフードに変えてみると良いでしょう。
また、食べるスピードを遅くするために、早食い防止のスローフィーダーを利用する方法も効果的です。
味は気に入っているけど食べづらそうな時は?
愛犬がドッグフードの味は気に入っているけれども、粒の大きさが食べづらいと感じる場合は、粒を噛みやすくするために水分を加えて柔らかくする方法があります。
また、手間がかかりますが、包丁で切ったり袋にいれて麺棒などで叩いたりといった方法もおすすめです。
粒の大きさを調整するために、他のタイプのフードを混ぜることも考えてみてください。
よく噛んでいるけど食べこぼしが多いときの対処法は?
愛犬がよく噛んでいるにも関わらず、食べこぼしが多い場合は、食べやすい形状のフードを選ぶことが重要です。
また、食事の時間や場所を変えてみることで、食べこぼしを減らすことができるかもしれません。
必要に応じてトレーニングツールを活用することも効果的です。
愛犬にとって食べやすいドッグフードの粒の大きさを考慮しよう
この記事では、愛犬の安全を考えたドッグフードの選び方や、適切な粒の大きさの重要性について解説しました。
愛犬にとって食べやすいドッグフードを選ぶ際には、粒の大きさを重要視することが必要です。
特に口の小さな超小型犬や小型犬は、粒が小さすぎると喉に詰まらせむせてしまうことがあるので、食事中はよく観察しましょう。
早食いの子、丸呑みしてしまう子にも注意が必要です。
犬が安全に、そして楽しく食事を摂るために、粒の大きさを考慮してドッグフードを選ぶよう心がけましょう。